健康価値への関心高まる

健康の保持・増進を図る上で摂取することが望ましいエネルギーや栄養素の量の基準を定めているのが「日本人の食事摂取基準」だ。5年ごとに改定されており、2020~24年度に使われる2020年版は年度内に告示される。

▼改定のポイントのひとつは高齢者のフレイル予防の観点が盛り込まれることだ。高齢者を中心とした低栄養の改善は重要な栄養課題であり社会課題でもある。たんぱく質などの栄養摂取への関心もさらに高まっていく公算が大きい。

▼ナトリウム(食塩相当量)の目標量(1日あたり)が引き下げられることもポイントのひとつだ。成人男性は8.0gから7.5gに、成人女性は7.0gから6.5gに、それぞれ0.5g引き下げられる。

▼今年は健康意識、特に減塩意識がより一層高まっていく可能性がある。食品業界を見ると、今春以降の政策の中で減塩ニーズの高まりなどを想定した商品やメニューの提案を強化する動きが広がりつつある。食品に求められる価値はさまざまだ。今年は、特に健康価値への関心がさらに高まっていく公算が大きい。