時間を売る冷凍食品

子供の頃から、やりたいことのリストを作って冬休みに備えるが、前回の冬休みには、その半分も実行できなかった。大掃除に手間取ったからだ。家族の病気や環境の変化等により思うように進まなかった。今回の冬休みではこの反省から、あらかじめ掃除グッズを注文しておいた。

▼掃除はスイスイと進んだ。同居の老人が足を痛めたため、なるべく家にいるようにしたこともあり、一部で手間取ったものの概ね目論見通りに進み、ほぼ予定通りに終わった。グッズの効能は明らかで、時短に大いに貢献した。なるほど、時間はこうして買うことができるのだな、と感心した。

▼書店に行けば、時短の方法を説いた本が多く並ぶ。人手不足の一方で処理すべきタスクや情報量が増える中、時間価値が高まり、時短自体が一つの価値となる。家庭用・業務用を問わず簡便でおいしい冷凍食品が広まるのも理解できる。利用者は冷食を通して味と時間価値を購入しているのだ。時流に合わせてより広がるだろう。

▼年末の大掃除を通して、食と時短の間にある価値を覗いた気がした。