JR高架下のホテルに開業 夜の飲みシーンにも柔軟対応する「キーズカフェ」 キーコーヒー

キーコーヒーが業務用事業として提案しているさまざまな業種・立地条件に出店可能なパッケージカフェ「KEY’s CAFÉ(キーズカフェ)」が拡大している。

ここ2年間の新規出店数は18年が14店舗、19年が13店舗。毎月1店舗程度のペースで開業され、キーコーヒーのサポート体制が奏功している模様で閉店はこれまで皆無となっている。

最近では、カフェ以外の複数の店舗が集積する場所に出店して全体の魅力を高めるといった地域振興としての引き合いも出始めているという。

23日、今年13店舗目・累計73店舗目としてオープンした「Akihabara SEEKBASE KEY’s CAFÉ」もJR東日本グループが取り組む高架下開発の一端を担うものとなる。

JR東日本グループは、既存の施設との連携を高め、秋葉原~御徒町駅間を日本のスグレモノの散歩道として賑わいの創出を目指すプロジェクトを推進している。

これにアジアゲートホールディングスとの協業で参画したIKIDANE社が12日、グランドオープンしたのが秋葉原駅~御徒町駅間高架下のホテル「UNDER RAILWAY HOTEL AKIHABARA」。キーズカフェは同ホテルのエントランス・フロント内で7時から23時まで(日・祝は22時まで)オープンしている。

カフェ&バーの2業態店舗で、朝と昼はカフェとして「氷温熟成珈琲」やキャラメルラテなどのドリンク、パスタといったフードに加え、スフレパンケーキをはじめとするスイーツを提供している。(写真下記事続く)

ホテルの客室は全29、室最大収容人数104人(UNDER RAILWAY HOTEL AKIHABARA)
ホテルの客室は全29、室最大収容人数104人(UNDER RAILWAY HOTEL AKIHABARA)
「氷温熟成珈琲」とアルコール、アルコールにあうフードメニュー(Akihabara SEEKBASE KEY’s CAFÉ)
「氷温熟成珈琲」とアルコール、アルコールにあうフードメニュー(Akihabara SEEKBASE KEY’s CAFÉ)

一方、夜はクラフトビールなどのアルコールドリンクの提供とともに、キーズカフェ初の試みとして夜限定のドリンクに合う料理を提供。「フィッシュ&チップス」や「生ハムとチーズの盛り合わせ」などアルコールに合う16品を用意し、これらは同店を運営するIKIDANE社の要望を受けキーコーヒーのグループ会社が開発したものとなる。

IKIDANE社の高橋史弥氏㊨とスタッフ
IKIDANE社の高橋史弥氏㊨とスタッフ

23日取材に応じたIKIDANE社の高橋史弥氏は「料理はすべておいしく、一つ一つの調理工程が簡単なためレストラン経験者でなくても従事でオペレーション面でも物すごく助けられている」と述べる。

主に訪日外国人の宿泊を見込んでおり、キーズカフェでは両端にテレビスクリーン1台ずつを設置しスポーツ観戦などが楽しめるようになっている。

宿泊者以外の利用も可能ということで、来年1月6日にはモーニングセットのサービスも開始される。

IKIDANE社のIKIは粋を意味し「“ニッポンの粋を世界へ”をコンセプトにどちらかというと外国人旅行者に向けて発信している」。

部屋は全部で13タイプ。最大7人泊まれる部屋も。高架下という限られた空間を有効活用した内装が特徴(IKIDANE)
部屋は全部で13タイプ。最大7人泊まれる部屋も。高架下という限られた空間を有効活用した内装が特徴(IKIDANE)

同社は日本全国に「IKIDANE」の名を冠したホテル、ゲストハウス、民泊という3タイプの宿泊施設を展開しているほか訪日外国人向けメディア「IKIDANE NIPPON」で情報発信。フォロワーはASEAN諸国を中心に300万人以上に上る。

宿泊状況の初動については「外国人のお客さまはもちろん、県外の日本人のお客さまも結構訪れ平日でも5割以上稼働している」という。