旬の「ちこり」出荷最盛期 レストランで料理も提供 サラダコスモ「ちこり村」

サラダコスモ(岐阜県中津川市、中田智洋社長)が運営するちこり村で、ヨーロッパ原産の野菜「ちこり」が出荷の最盛期を迎えている。同社の出荷量は日本一で、年間約150万本を全国に出荷。ボジョレーヌーボーの解禁、クリスマスなどがある11月から12月にかけて出荷量が大幅に増加。12月は1年で最も多い1か月17万本を生産している。

「ちこり」はヨーロッパでは一般的に食べられている野菜で、100g16kcalと低カロリー。腸内環境改善効果、血糖値の上昇食性効果、血中中性脂肪の低減効果などが期待される水溶性食物繊維イヌリンをはじめ、カリウム、カルシウムなどが含まれている。シャキシャキとした食感とほろ苦い味が特徴で、そのままサラダにもなるが、火を通すことで甘味が増すため、シチュー、グラタン、天ぷら、鍋などでの活用をすすめている。

同社のちこりは中津川市内の休耕田を利用して栽培される国産品とオランダ産の2種類。11月ごろから今年の種芋の収穫が始まっている。

ちこりを使った鍋メニュー(バーバーズダイニング)
ちこりを使った鍋メニュー(バーバーズダイニング)

工場では、まず収穫された種芋を冬眠させるためマイナス1度の冷凍庫で冷凍する。その後、解凍したものを手作業で栽培枠にはめ込み、真っ暗な春先の気温の部屋で21日間、水耕栽培することで、春が来たと勘違いし、新芽を出す。最後は、1本1本選別しながら専用のカット機械で芋の部分と新芽の部分を切り離し、パッケージングして出荷される。芋の部分は、オリジナル焼酎「ちこちこ」をはじめ、ちこり茶、ちこりコーヒーに使われている。

ちこり村ではレストラン「バーバーズダイニング」で、天ぷらやサラダなど旬のちこりを使った料理が食べられるほか、ベーカリーコーナーではスプラウトなどと一緒に新鮮野菜を挟んだサンドイッチ、ちこりとベーコンとチーズを乗せオリーブオイルをかけて焼いたパン、手作りの「ちこりジャム」などが販売されている。