中高生の微生物研究を助成 「カルピス」100周年記念事業 アサヒ飲料

アサヒ飲料は「カルピス」ブランド100周年を記念した施策として、中高生が行う乳酸菌などの微生物を使った研究を助成・応援した。

「カルピス」は、「カルピス」生みの親である三島海雲氏が「おいしくて、体によい飲み物をつくって人々の役に立ちたい」との思いから乳酸菌研究に挑んで開発されたもの。

これにならい、同社は研究者の卵を応援すべく教育開発企業・リバネスが展開する中高生のための研究助成プログラム「サイエンスキャッスル研究費」に初参加した。

同プログラム内に、乳酸菌などの微生物を使い健康・環境・コミュニティパートナーシップなどに役立つ研究を応援する「アサヒ飲料社『カルピス』賞」を新設し、同賞に採択された7チームの中高生をサポートした。

具体的には、研究助成ほか、アサヒ飲料・リバネス両社アドバイザーとの交流や研究成果の発表の場を設けた。

研究は採択後、「カルピス」の誕生日の7月7日から11月にかけて行われた。その間、アサヒ飲料の研究員とリバネスの研究応援スタッフが各校1人ずつ担当し、訪問や月1回のオンライン面談を通じてアドバイスを行った。

成果報告会に参加した生徒ら(アサヒ飲料社『カルピス』賞)
成果報告会に参加した生徒ら(アサヒ飲料社『カルピス』賞)

発表の場である成果報告会は12月15日、アサヒグループ本社ビルで開催された。

各校、質疑応答を含めて15分間発表し、アサヒ飲料の鈴木紳一郎常務取締役研究開発本部長、松沼彩子コーポレートコミュニケーション部副部長、リバネスの西山哲史教育開発事業部部長が審査員を務めた。

報告会では最優秀賞などを決定し、閉会後は社員を交えた発表者の懇親の場が設けられた。研究成果を発表し次の研究のヒントを得ることや研究を通じた人間関係の構築を報告会の目的とした。

採択校7校と研究テーマは以下の通り。採択校7校と研究テーマは以下の通り。
▼(最優秀賞)東京学芸大学附属国際中等教育学校「アントシアニンと腸内細菌の関係 プロバイオティクスへの活用を目指して」
▼秋田県立秋田高等学校「放射線耐性菌を用いたセシウムの回収」
▼宮城県気仙沼高校「海洋性乳酸菌を使った芳香剤開発に向けた研究」
▼市川学園市川高校「乳酸菌の増殖を促す植物由来機能性物質の探索」
▼横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校「酵母に光を当ててみたら~カラフルな光と発酵~」
▼神奈川県立平塚江南高等学校「微生物を用いたシュレッダーダストの分解についての研究」
▼静岡県立静岡農業高等学校「三保の松原における松葉微生物の活用研究」