日本製粉 成長分野への投資、ロゴ一新で弾み

日本製粉は11日、都内で業界紙懇談会を開催した。懇談会では、2020年3月期第2四半期の概況を説明するとともに、下期方針と中期戦略について近藤雅之社長と製粉、食品の各担当常務が説明した。

近藤社長は23年ぶりに改定したコーポレートブランドロゴについて「消費者の皆さまにより親しみやすさを求めて小文字とし、温かみのある企業イメージを反映したオレンジを基調とした。当面は社名も漢字で表示するが、『nippn(ニップン)』が皆さまにさらに認知された際には外したい」と述べた。

事業概要については、少人数世帯数の増加、女性の社会進出、販売チャネルの多様化など社会の変化に対応する中で、簡便、便利、手間いらずのキーワードに沿った「トップラインを上げる余地がある加工食品、冷凍食品、中食の強化を進める」とし、ヘルスケア事業についてもアマニ関連をはじめとする機能性素材の販売について言及。

これら成長分野へ戦略的な投資を行うために「これを支える基盤事業(製粉、プレミックス、パスタ)の体質強化、コストダウンを含めた効率化を国内外で進捗させる」と述べた。

また、製粉事業の取り組みについて堀内俊文取締役常務執行役員製粉事業本部長は「活発な営業活動で副製品のふすまの販売が実績を上回り、小麦粉は前年並みとなっている。基本方針は販売数量の拡大であり、これに向け顧客に向けた“役立ち営業”をさらに推進し、顧客の課題解決のサポートをしていく」と述べた。

食品事業について大内淳雄取締役常務執行役員食品業務本部長は「国内外で商品提案が受け入れていただけた。家庭用『レガーロ』も商品をブラッシュアップし実績を上回っている。冷凍食品は『具の衝撃シリーズ』の定番導入が進んだほか、すべての販路で増収。中食事業も大きく伸長している」と説明。

また、下期に向けた方針は

①発売3年目で好調な「レガーロ」のさらなる販促強化
②時短、簡便性を訴求した「めちゃラクホットケーキ」などの提案強化
③来年秋冬商戦をにらんだインパクトある商品開発
④冷凍食品で楽しめる朝食として和食メニューの追加提案

――を挙げ、「環境配慮型商品にも高い評価をいただけている。国内外で生産体制も増強しており、来年は新たなニップンの飛躍する年と位置付けたい」と抱負を述べた。