ユニー旗艦店に「MEGAドン・キホーテUNY」 初のモール施設核店舗

アウトドア強化で子育て世代取り込み

ユニーの子会社UDリテールは10日、愛知県稲沢市に「MEGAドン・キホーテUNY稲沢東店」をリニューアルオープンした。ダブルネームへの業態転換は29店舗目で、モール型施設の核店舗としての転換は今回が初めて。「リーフウォーク稲沢」に出店している専門店138店舗との共存共栄を目指すほか、近隣にはアピタ稲沢店があるため、“驚安”商品を充実するなど、差別化を図っている。

「リーフウォーク稲沢」はユニーの旗艦店として09年に開業。核店舗の「アピタ稲沢東店」のほか、衣料品、書店など専門店140店舗が出店。業態転換のため、今年9月に核店舗の「アピタ稲沢東店」が休業していた。

稲沢市東部は、名古屋市のベッドタウンとして子育て世代が増えている地域で、新店の商圏は約3㎞。人口約9万5千人、約3万7千500世帯。リニューアルでは、直営売場面積が約1割程度増加し8千276㎡。営業時間は午前8時~午前0時まで。旧店舗(午前9時半~午後9時半)から営業時間を伸ばすことで、ニューファミリー層や若年層を取り込んでいきたい考え。売上げは前年比150%を目指している。

休憩スペースを隣接したアウトドアコーナー(MEGAドン・キホーテUNY稲沢東店)
休憩スペースを隣接したアウトドアコーナー(MEGAドン・キホーテUNY稲沢東店)

新しい取り組みとして専門店にはない「アウトドア」コーナーを設置し、キャンプ用品などを展開。隣には「くつろぎスペース」として喫茶や子供の遊び場、レストスペースを配置した。

アピタ時代から支持が高い食品売場では生鮮は、これまでの品揃えを維持。一方、拡大したのは精肉(約1.2倍)、酒(約1.2倍)、菓子(約1.7倍)。惣菜ではカネ美食品(名古屋市緑区)、練り物のかね貞(日進市)、精肉は丸一精肉(半田市)、鮮魚では鮮魚丸忠(名古屋市熱田区)が出店した。

精肉コーナーでは、アウトドア需要に合わせて「バーベキューパック」(600g、1千200g)など大容量パックも多く並べた。酒コーナーでは「ドンペリニヨン」「森伊蔵」などギフト向けの高級酒もラインアップした。

UDリテール第3支社の斉藤慎一支社長は「業態転換することで、転換前の利用者が周辺のアピタ・ピアゴに流れる傾向がある。業態転換で増えているニューファミリー層を取り込むことで共存共栄を図っていきたい」と話している。