東北の高校生ら、FDスープでアイデア競う 優勝は「岩手のじゃじゃ!鶏蛋湯」 東洋水産

東洋水産は11月23日、東北6県の高校生を対象にしたフリーズドライ(FD)カップスープのアイデアコンテスト「スマイル“フード”プロジェクトin東北2019」決勝大会を開催した。

東北地方に多くの製造拠点を置く同社が、食の未来を担う高校生による地域の食文化創造をサポートしたいとの考えに基づき、2015年から開催しているもので、今回で5回目。当日は、応募32校100チームの中から書類選考で選ばれた6チーム(1チーム3人)が同社本社に参集。プレゼンテーション審査、事前に加工したFDスープと、審査会場で実際に調理したスープによる試食審査などに臨んだ。

真喜屋理恵子常務取締役ら審査員が「おいしさ」「独創性」「地域色」「カップスープとしての実現性」などの視点で審査した結果、岩手名物「じゃじゃ麺」を食べた後の残りにお湯と卵を加えて食べる〆のスープ「チータンタン」をイメージした「岩手のじゃじゃ!鶏蛋湯(チータンタン)」(S3=エススリー/岩手県立紫波総合高校)が優勝。地元の農業活性化を考慮。すりおろした里芋、アクセントとなるリンゴなどアイデア満載の「伊達な里の『うめがす汁』」(農業経営者クラブ/宮城県農業高校)が準優勝に輝いた。

紫波総合高校チームのメンバーは「地元(紫波町)のことをアピールできてうれしかった。是非、岩手県に来て、じゃじゃ麺を食べ、チータンタンを味わって下さい」と喜びを口にした。同メニューは来秋、マルちゃんブランドの商品として、東北エリアで限定発売される。

大会を総括した的場勉執行役員加工食品部長は「これまでにない大接戦だった。優勝した紫波総合高校は、じゃじゃ麺を食べた後の残りをスープにするというアイデアの独創性が非常に高く、地域の農産物を使ってという思いも非常に強かった。準優勝の宮城県農業高校は、パワーポイントの作りがプロ級かなというくらいレベルが高かった」と講評した。

なお、他の作品(出場チーム)は、「八戸の幸!海の幸!~春雨磯スープ~」(磯スープ広め隊/青森県立八戸商業高校)、「秋田美人の里スープ」(田舎娘/秋田県立金足農業高校)、「山形のだし味噌汁」(寒河江高校/山形県立寒河江高校)、「八杯汁何杯目?」(いわきっこ♡/福島県立湯本高校)。