食品ロス削減、消費者も賢さを

今年10月に食品ロスの削減の推進に関する法律、いわゆる食品ロス削減推進法が施行され、この問題が何かと取沙汰されている。日本ではまだ食べることができる食品が大量に廃棄され、資源の無駄や環境負荷の増大などさまざまな問題を生んでいる。

▼国連サミットでは持続可能な開発のための2030アジェンダを採択。30年までに、小売・消費レベルにおける世界全体の1人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食料の損失を減少させるとしている。

▼専門家は「自治体にはそれぞれの事情があるため、取り組み方を誤ると諸刃の剣になる」と警鐘を鳴らす。日本はリサイクル先進国だが、今後はリサイクル一辺倒から事業者、生活者、消費者による減らす仕組みづくりが重要になるという。

▼食品ロス削減に向けてはメーカーだけでなく消費者にも「売れ残りを助長する行為はやめて」と言わなければアンフェアだろう。お客様は神様ではない。特売チラシに振り回される毎日の買い物も考え直す時期に来ているのかもしれない。