業界の知恵が試される

11月は後半を中心に販促テーマになる生活催事が目白押しだった。定番は七五三(15日)やボージョレ・ヌーボー解禁(21日)だが、いい夫婦の日(22日)や和食の日(24日)あたりも定番化しつつある。

▼また、日本国内でも盛り上がりつつあるのが米国発祥のブラックフライデーだ。本来は11月の第4木曜日の翌日の金曜日、今年でいえば29日だが、前の週の22日あたりから大手小売業を中心にブラックフライデーと銘打ったセールが行われている。

▼これを皮切りに、クリスマス、年末へと続く商戦がスタートを切ったとも考えられる。そこで気になるのは、やはり10月の消費増税の影響だ。消費財全体でいえば、増税前後に駆け込み需要とその反動が見られた。年末に向けても消費マインドの変化が焦点の一つになるだろう。

▼外食については、一部を除いて苦戦を強いられている。税率据え置きの食料品については、その影響は不透明だが低価格ニーズが強まっていく可能性がある。他方で安易な価格訴求は避けたいところ。改めて業界関係者の知恵が試されている。