「やきとり缶」宇宙へ 市販品でJAXA認証取得 ホテイフーズ

ホテイフーズコーポレーションのロングセラー商品「やきとり缶詰」がこのほど、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「宇宙日本食」認証を取得した。

「宇宙日本食」は10月現在、20社・団体で36品が認証されており、缶詰ではこれまで魚肉での事例はあったが、食肉缶詰では初めて。

「宇宙日本食」は宇宙空間で飛散しないこと、常温1年半以上の賞味期限、限られた設備で調理可能などの基本条件と、認証基準を満たすための書類審査や保存試験、JAXA立ち会いの工場検査などの厳しい条件が求められる。そのため、これまで認証された宇宙日本食は、宇宙専用商品や、市販品の仕様、製造工程、包材などをカスタマイズしているケースが多いという。

同社の「やきとり缶詰」は市販品が基本条件をクリアしていることに加え、製造工程、特に衛生管理面もJAXA基準を満たしており、申請から2年7か月で認証を取得した。

「やきとり缶詰」の宇宙日本食と市販品の違いは、デザインに施されている無地缶(無重力空間における飛散防止用にマジックテープ状のフックを付けたもの)程度で、通常販売している商品と同じクオリティのものが宇宙空間で食べられるという。

今回の認証取得により、今後は宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに滞在する際に、ホテイの「やきとり缶詰」が宇宙日本食として利用されるという。認証された商品は「やきとり(たれ味)」「同(柚子こしょう味)」の2品。同社では来年初頭にも「やきとり(たれ味)」「同(柚子こしょう味)」の2品に「宇宙日本食」マークをデザインした期間限定パッケージ品を発売予定。

ホテイのやきとり缶は、来年発売50周年を迎えるロングセラー。宇宙でも楽しめるようになった「やきとり缶詰」への関心が高まりそうだ。