古来種「倭からし」新発売 ボトルシリーズも好調 美ノ久

美ノ久(愛知県一宮市、加藤亘社長)はこのほど、日本古来のからし種子で作った新商品「倭からし」を発売した。島根県の石見地方で古来種を守り続けている「石見和がらしの会」などが栽培してきた種をもとに、同社でも岐阜工場近郊などで栽培を進めていた。

石見地方では、奈良時代以前から「からし」の栽培がされていたと言い伝えられており、品種改良されることなく受け継がれてきた。ゲノム解析でも現在流通するカナダ産とは差異が見られた。一方、近年は農家の高齢化や後継者不足で生産量が減少している。今回は、この種子を商品化することで、古来種の価値向上や後継者育成に役立てたい考え。

好調のボトルシリーズ(美ノ久)
好調のボトルシリーズ(美ノ久)

カナダ産と比べ、鼻にツンとくる辛味に加え、さわやかな風味が特徴。新商品「倭からし」は、岐阜県の醸造会社の国産米の「純米酢」と、沖縄の伝統的な製塩方法で作られた「沖縄の海水塩」のみを使用し、古来種特有の香りを生かした仕上がり。和牛ステーキなど肉料理の薬味、野菜の和え物、浅漬けなど幅広く合わせられる。