糖質オフニーズに対応 「無砂糖」の調味料シリーズ強化 ヤマモリ

ヤマモリは砂糖を使用せずに糖質をカットした「無砂糖」シリーズの提案に力を注いでいる。8月に2品を追加し、ラインアップを全3品に拡充。ECサイトでの情報発信、医療機関での商品サンプリングを軸としたプロモーション活動に取り組みながら、糖質オフニーズへの対応を強化していく考えだ。

同社は2011年に濃縮つゆ「無砂糖でおいしいつゆ」を発売した。当時は苦戦したものの、糖質オフ意識の高まりに伴い17年春にリニューアルを実施。これ以降、ECサイトを中心に販売を伸ばしている。

「つゆ」の好調を受け、8月に糖質70%カットタイプの「無砂糖でおいしいぽん酢」と糖質90%カットタイプの「無砂糖でおいしいすき焼のたれ」を追加、「無砂糖」シリーズのラインアップを全3品に拡充した。

先行した「つゆ」が軸になるが、ECサイトでは使用頻度の高い「ぽん酢」、さらに「すき焼のたれ」の順で新商品への関心も高い。店舗でもドラッグストアなど健康ニーズに対応した商品への関心の高いチェーンを中心に取り扱いを広げつつある。

同シリーズは「おいしく楽しく適正糖質(ロカボ)」を提唱する食・楽・健康協会(代表理事・山田悟北里大学北里研究所病院糖尿病センター長)のロカボマーク入りで展開していることも特徴だ。

10月中旬には同協会の山田氏を講師に招き「血糖値・ロカボ」をテーマにした社内勉強会を実施。講演、通常食とロカボ食試食、食後血糖値の測定を通じ、社内における糖質やロカボへの理解度向上を図った。こうした取り組みを営業を含む今後の活動につなげる。

11月上旬には都内で開かれた「予防医学デーフェスティバル2019」(主催・北里大学北里研究所病院、食・楽・健康協会)に協賛。今後もECサイトを通じた情報発信、医療機関やイベントなどでの商品のサンプリングに取り組み、「無砂糖」シリーズの認知や販売の拡大を目指す。同社は引き続き健康ニーズに対応した高付加価値商品の展開を強化する。「減塩」や「GABA(ギャバ)」に加えて「糖質オフ」を切り口とした「無砂糖」シリーズの提案に力を注ぐ。新商品開発にも取り組んでいく。