百貨店、催事をフックに来店促進 広がりみせる体験型福袋

来年の正月は、令和初の正月でもあり東京地区の百貨店が展開する福袋商戦にも力が入る。

百貨店の催事は福袋を皮切りに2月バレンタインデー、3月ホワイトデー、4月新生活、5月母の日、6月父の日、中元商戦へと続く。福袋は中元という大きな商戦への大切なスタートとなるものだ。

ネット通販に押される面もあるが、催事をフックに来店を促進し、ショッピングの楽しさを実感してもらうことで売上げにつなげたいところだ。今年はリアル店舗だからこそできる体験型の福袋もより広がりをみせている。

今年で創業150周年を迎える松屋銀座は「店頭に来るからこそ楽しめるライブ感」を追求。「新時代の福袋」をテーマに各階で約400種3万袋を用意し、前年比105%の売上げ目標を掲げる。参加型の中には、2種類の肉を試食し、どちらが松坂牛かを当てるクイズ形式の福袋も登場。正解すれば「松坂牛すき焼き用」を、不正解でも「国産黒毛和牛すきやき用」福袋がもらえる(1万800円)。最高額は「DRCロマネコンティ&モンラッシェ紅白セット」で566万5千円。

「満・洋・酒!ソムリエが選ぶデパ地下ワインとレストランの養殖を満喫する福袋」(西武池袋本店)
「満・洋・酒!ソムリエが選ぶデパ地下ワインとレストランの養殖を満喫する福袋」(西武池袋本店)

西武池袋本店は「TO(チュ~)NEXT」をテーマに掲げ元日から約1千500種、約15万個(ネット込)を展開。売上げ目標は前年比110%。体験型も多く登場させ、赤い電気バスで池袋を観光するツアーを豊島区と連動して実施(価格未定)。また、デパ地下のソムリエが、8階レストラン4店舗のメニューに合わせてワインを選び食事を楽しめる「満・洋・酒!ソムリエが選ぶデパ地下ワインとレストランの洋食を満喫する福袋」(5万円)も用意した。

東武百貨店池袋本店は応援をテーマに「ワンチーム」をキーワードに据えて展開。2020年にちなみ、2020秒間(33分40秒)の挑戦を体験できる福袋を揃えた。果物・野菜各20種類を売場から選び放題を1組2人限定で実施商品イメージ(2千20円)。最高額は2千20万円の「ペルシャ絨毯/クム産」。

果物・野菜各20種類を選び放題(東武池袋本店)
果物・野菜各20種類を選び放題(東武池袋本店)