台湾産コーヒーを商品化へ 100周年迎えるキーコーヒー、往時伝える「百年珈琲樹」保存にも協力

キーコーヒーは、2020年に迎える創業100周年およびコーヒー文化活動の一環として、1930年代に直営でコーヒー農園事業を進めていた「台東珈琲農園」(台湾・台東県東河郷)の跡地に現存する1本のコーヒーの樹「百年珈琲樹」の整備・保存に協力。また台湾のコーヒー文化を日本に伝えるため、来年に向けて台湾産コーヒーを商品化すると発表した。

創業者の柴田文次氏は1930年代に台湾でコーヒー栽培事業を開始し、日本にも出荷していたが、第二次世界大戦の激化で農園維持が困難となり、終戦とともにすべてを手放した。その後、2016年に柴田裕社長が農園跡地を視察した際に、

柴田裕社長(キーコーヒー)
柴田裕社長(キーコーヒー)

当時栽培されていた1本のコーヒーの樹が「百年珈琲樹」と名づけられ奇跡的に残っていたことが判明。そこで地元行政と連携し、創業100周年事業として台湾のコーヒー文化の原点となった地として整備、保存していくこととなった。

これについて柴田社長は8日、第2四半期決算発表の中で「創業者の夢を台東県の皆さまが現在まで引き継いでいただいたことに感謝している。台湾には小規模な産地が各地にある。今後は国内の直営ショップや通販等で台湾産コーヒーの販売を計画。百年珈琲樹を通じて台湾のコーヒー文化を日本に伝えつつ、日本のコーヒー文化も台湾に伝えていきたい」と語った。

キーコーヒー創業者の柴田文次氏
キーコーヒー創業者の柴田文次氏
台東は台北から飛行機でおよそ1時間
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