味の素 世界的な健康課題解決で成長加速

味の素社の西井孝明社長は6日、2020年3月期中間決算発表の中で、次期中期経営計画に向けた重点戦略である海外調味料事業の進捗状況を発表した。海外食品は、うま味調味料を基盤に市場規模の大きい風味調味料と成長性の高いメニュー用調味料の拡大により、セイボリー事業の拡大を図っているが、これらに集中したことで中間期はうま味調味料(ベトナムを除く)が6%増、風味調味料は4%増、メニュー調味料は11%増を達成した。

海外食品は主要国のGDP鈍化やローカル競合企業の出現など環境変化が起こっているが、復元力のある事業と認識。そこで「世界的な健康課題解決ソリューションの提供により成長を加速させる」(西井社長)。

競争優位性を確保するため、「『現地適合の製品開発(創る力)』『№1ブランド(伝える力)』『顧客への到達力(届ける力)』の強みを生かして行く」。創る力として原料・素材開発にこだわり、現地に根付いた製品開発、伝える力としてキーメニューでの使い方をTVCMやSNS等を通じて発信、届ける力として顧客への到達力を高める。加えて世界的健康課題へのソリューションとして、うま味を使った減塩訴求をグローバルで訴求。「おいしい減塩をグローバルに訴求することで3つのセイボリーカテゴリーを成長させる」。