ハロウィンと海苔

毎年8月末からあおり始めるハロウィンがようやく本番を迎えた。実に2か月の助走を経て本番だが、最近は思ったほど跳ねていないような気もする。そもそも何を祝って何をお願いするのか分からない。そんなことを若い人に言うと「中高年はハロウィン対象外だから」と言われて大きな納得感に包まれた。

▼10月末は海苔の養殖網が海に張られる海苔シーズンのスタートでもある。今年は大凶作の翌年であり、各地で台風被害の爪痕が残る中でのシーズン開始だ。なんだかハロウィンが海苔年度の開幕を告げる奇妙な取り合わせになっているが、SNSを見るとそうでもない。

▼デコ弁のハロウィンバージョンを子供に持たせるためにお母さんが海苔を切ってかぼちゃランタンなどを作っている様子が数多くアップされている。また、既製品(ハロウィン仕様のカット海苔)を利用した弁当もそこそこある。むしろ海苔商品と相性が良いように見える。

▼奇しくも2千年近い歴史を持つ2つの文化の節目が重なり、お弁当で共演する姿はさながら“祭り”に見える。ハロウィンも悪くない。