オタフクソース 海外売上高、23年に倍増を計画

オタフクソースの佐々木直義社長は15日、広島市で開いた近況報告会において、2023年の海外売上高を現在の倍となる40億円に高める計画を示した。佐々木社長は昨年、100周年を迎える23年にグループの連結売上高300億円、経常利益率5%を目指す中計を発表しており、今回、同じ年の海外売上高を明らかにした。

19年9月期の海外法人を含む同社の売上高は251億円で、このうち21億円が海外。内訳は輸出が8億7千万円、米国が8億1千万円、中国が3億4千万円、マレーシアが9千万円となった。

伸長率は米国118%、中国129%、マレーシア148%とそれぞれ高い成長を続けている。佐々木社長は「海外の売上構成比はまだ8%に過ぎず、伸びる余地は大きい」と強調。マレーシアは新工場の建設も視野に入れる。

前期、240億円を達成

同社の19年9月期売上高は前年比102.9%の240億円。このうち家庭用が119億1千万円、業務用が119億8千万円。品群別の売上高はソースが100%の135億円、酢が102%の27億円、お好み焼関連材料が110%の51億円、たれが101%の15億円、その他10億円。特販部と7支店すべてが前年を上回った。

佐々木社長は「売上高が240億円を超え、就任4年目で初めて予算を達成することができた」と振り返った。

10月10日のお好み焼の日キャンペーンの浸透や野菜の価格が安定して推移したこと、中食市場が好調だったことなどが売上増の要因となった。

国内6社の連結売上高は102.6%の247億円、経常利益は9億3千900万円(うちオタフクソース7億5千400万円)を見込む。

今期は“brush up & creation”を方針に掲げる。佐々木社長は「今あるものをより深く磨き込み、少しでもより良いものを作り、同時にコストダウンを図る。一方で新しいことに関しては自社だけでなく、他の企業とも取り組み、一緒になってニーズをつかみ新しい市場を作る」と説明した。

今期は新たに「デーツ部」を新設。お好み焼の原料に使われている果実のデーツをスーパーフードとして広げる狙いで、原料調達から商品開発までを行う。

今期の売上げはオタフクソースが245億5千800万円(経常利益7億8千万円)、6社連結で253億4千万円(同9億7千万円)を目標とする。