J-オイルミルズ 産学連携の成果4題 日本油化学会で発表

J-オイルミルズはこのほど、東京海洋大学品川キャンパスで開かれた「日本油化学会第58回年会」で、東北大学大学院農学研究科との共同研究講座の成果4題を発表した。発表タイトルは「カオチン-π電子相互作用に基づく脂質ヒドロペルオキシドの異性体解析」「トリアシルグリセロールヒドロペルオキシド異性体解析によるオリーブオイル酸化機構の評価」「食用油脂の高温加熱時に生成するトリアシルグリセロールヒドロペルオキシドの構造解析」「LC-MS/MSによるトリアシルグリセロールヒドロオキシドの吸収代謝の評価」。

J―オイルミルズは19年4月から22年3月まで、東北大学大学院農学研究科と食用油の酸化に関する共同研究講座(J―オイルミルズ油脂イノベーション共同研究講座)を開講。油脂の酸化によって生成する過酸化物質や、それらから生じる二次酸化性生成物を対象に、新たな分析技術の確立や油脂のさまざまな酸化反応で生成させる成分を把握することを第一目的としており、さらに酸化によって発生する事象のキーポイントを理解して制御すべきポイントを明らかにし、油脂の新たな応用可能性を探索することを目指している。

同社では、これらの取り組みによって、これまで見いだされていなかった油脂の活用手法および新技術開発の提供を可能にすることで、さらなる油脂資源の有益利用に貢献していく。