防災へ家族全員参加で調理を 「油の1回使い切り法」など紹介 昭和産業

昭和産業は8月29日、東京都渋谷区神宮前の外苑前アイランドスタジオで秋冬家庭用新製品発表会と、料理家・弁当コンサルタントの野上優佳子氏による講演会、新製品を使った調理、試食会を開催した。

この中で野上氏は「増税対策節約・食品ロス削減・備蓄食材活用」をテーマに、最近話題の食品ロスやローリングストックなどについて講演。「非常食は賞味期限切れになることが多く(75.1%)食品ロスの一因にもなっている。食品ロスは事業系が話題だが、実は家庭でも半数が廃棄され、スーパーで買った商品なのに開封せずに捨てられているケースもある」実態を数字を使って説明。食品ロスを減らす方法として、普段食べ慣れたものを買い足すローリングストックによる備蓄を勧め、「料理には女性に負担がかかるばかりなので、家族全員が調理にかかわることで食品ロス、防災意識を高めてほしい」と提案。来年、天ぷら粉発売60周年を迎えることを記念し、「昭和天ぷら粉黄金」と新商品の「オリーブオイルライトテイスト」を使った、家庭で簡単にできる「油の1回使い切り調理方法」も実演した。

備蓄食材活用メニュー
備蓄食材活用メニュー

来年、天ぷら粉発売60周年

発表会に先立ちDVDで事業概要を紹介したあと小山征信経営企画部長は、「世界各国から多種多様な穀物を輸入し、穀物取扱量は食品メーカーでは日本一。多種多様な穀物を扱う独自のビジネスモデルでシナジー効果を発揮し、食をビジネスとする業務用のお客さまから一般消費者までさまざまなお客さまにソリューションを届けている」と説明。「小麦、大豆、菜種、とうもろこしなどの4種の穀物を扱う唯一の食品メーカーで、売上げの9割を業務用製品が占め、飼料事業も展開していることから原料となる穀物を余すことなく活用していることがビジネスモデルのため、食品リサイクル率は99.9%」など環境への取り組みも解説した。同社はホットケーキミックスのシェアは№1だが、「昭和てんぷら粉」の国内シェアも業務用、家庭用合わせて№1で、来年は家庭用てんぷら粉が発売60周年を迎え、これを記念した試食会となった。

小山征信部長(昭和産業)
小山征信部長(昭和産業)

9月1日から発売した「おいしく焼ける魔法のたこ焼粉」は「魔法シリーズ」の新商品。お好み焼き粉、タコ焼き粉市場は130億円と微増傾向だが、昨年の「魔法シリーズ」売上げは2014年比で約3倍に拡大。これを受けてたこ焼き粉を上市し、TVCMなど販促も強化し、「魔法シリーズ」のブランド強化を図る。「コクと深みのケーキシロップ」は、既存のシロップの不満点を解決して開発した。使い切りのポーションタイプなので衛生的で常温保存が可能。大人向けの贅沢な味をコンセプトとし、30~40代のホットケーキメーンユーザー以外に幅広い層に訴求。「オリーブオイルライトテイスト」は、本格的なオリーブオイルユーザーだけでなくビギナーにも向け、フルーティーさを残しながら苦み、辛みを抑え、誰でも食べやすい味わいにした。