企業間コラボで需要掘り起こし 下半期は5社と買場連携を カゴメ

カゴメは、内食・中食・外食において複数企業とのコラボメニューおよび買場展開(生鮮連動)を図った結果、上半期の家庭用トマトケチャップの出荷量が過去最高を記録した。1社では変化の激しいニーズに対応することは困難との判断から、5月に開催した実食イベント「オムライススタジアム」においてキユーピータマゴやニチレイ、aimサービス、クックパッド、オムライスレストランRAKERUなどと企業間コラボし、新たな需要を獲得した。

そこで下半期も企業間コラボをさらに加速し、戦略7メニュー(ナポリタン、オムライス、ラタトゥイユ、ピッツァ、トマトパッツァ、野菜スープ、鶏肉のトマト煮)の売上げを広げる。当面のコラボ企業はニッスイ、ミツカン、はくばく、森永乳業、伊藤ハムで、これ以外の企業とも商談を進めている。

カゴメの「基本のトマトソース」「魚と野菜でトマトパッツァ」とニッスイの生食用サーモン「ファイブスター」とコラボし、新メニュー「サーモンときのこのトマトパッツァ」を提案。これをTVCMなどでも情報発信する。また、カゴメの「基本のトマトソース」「鶏肉のトマト煮」とミツカンの「追いがつおつゆ」を使った「つゆうまチキンカチャトーラ」を提案。クックパッドTVメニューやミツカンのLINE販促も行う。スープでは、「基本のトマトソース」「たっぷり野菜のミネストローネスープ」とはくばくの「もち麦ごはん」のコラボにより「もち麦のワンディッシュミネストローネ」。「甘熟トマト鍋」には森永乳業「モッツァレラ」と伊藤ハムの「アルトバイエルン」により「のび~るモッツァレラのトマト鍋」を開発し、親子鍋を提案する。

「上半期は複数の情報接点と買場連動により新しい需要を効率よく獲得できた。逆に言えば単独企業1社ではお客さまのニーズに応えることは難しいと実感した」(大野史孝食品企画部部長)とし、下半期はこうした動きを加速させる。

「メーカーには多くの開発商品が存在するが、使い切っていない部分もある。そこで自社にない他社商品と組み合わせることで新たな価値が生まれると考えた。新製品開発にはものすごい資金とパワーがいる。他社とコラボして新メニューを提案した方が効率も良い」(石岡大輔食品企画部課長)。「それには情報収集力と瞬発力が重要」で、下半期もこれらを重視しながら、提案力を高める。