キンレイのチルド麺 「お水がいらない」シリーズが牽引、売上108%目指す

18年度のキンレイは売上高123億7千万円、前年比110%と2ケタ伸長だった。10年は69億円、14年は88億円と拡大しており、特に量販で「お水がいらない」シリーズが牽引している。

「お水がいらない」シリーズは14年の発売から累計で8千万食を突破。昨年度は2千100万食(約115%)を販売し、今年度は2千300万食を目指しており、累計1億食突破は確実とみられる。昨年はつゆ・具材入りの冷凍うどんカテゴリーで「日経POSセレクション2018」売上げナンバーワンに輝いた。

今年は売上高133億9千万円、108%を目標に掲げるが、和田博行社長は「消費増税やコストアップなどで消費が停滞するとみた結果の数字だが、もっといけると思う」と意気込む。

8月26日には「お水がいらない」シリーズからラーメン3品を投入する。「横浜中華街 五目あんかけラーメン」は横浜中華街発展会協同組合の監修。中華の油通しを再現し、鶏ガラや香味野菜の自社抽出スープを使った「王道でオーソドックスな味がキー」(太田秀彦商品開発部副主任研究員)という。

関西で人気の塩ラーメン専門店である塩元帥が監修した「塩元帥 塩ラーメン」は、塩元帥の特徴でもある「旨味が立ち、スッキリしていて、キレがあるスープ」を再現したといい、具材には自社で炒めた焦し玉ねぎ等を使っている。試作回数は80回に及ぶ労作だ。

塩ラーメンは定番として好まれるメニューだが、冷凍麺市場に商品はなかったこともあり商品化に踏み切った。

「横浜家系ラーメン」はラーメンデータバンクの監修を受けた。食べ応えのある麺を使い、コクのある豚骨醤油スープに鶏油がきいた家系ラーメン王道の味わいを再現した。

和田社長は「周りを気にせず、ど真ん中でいこうと投入する。大手冷食メーカーと競合する商品もあるが、恐れずにチャレンジしたい」と意欲を示している。