五輪へあと1年 食にも変化?

「太陽の下、新しいものなし」は旧約聖書に出てくる言葉だ。この言葉に支配されてしまうと、無力感に囚われがち。だが、わが食品業界には一切影響がなく、日々新しい商品を送り出している。全く新しいものはないけれど、新しい組み合わせは数々と送りだしている。それは商品に限らず、企業間、異業種間、海外企業との連携でも散見され、頼もしい限りだ。

▼今注目されるのは、開催まで1年を切った東京五輪が食文化にどんな変化をもたらすか。55年前の東京五輪では、冷凍食品への評価が変わるとともに、冷凍技術、コールドチェーンの構築および業界整備が一気に進展し、食文化を変えた。

▼この秋冬の展示会を覗くと引き続き健康軸の提案が多いが、その中で「大豆ミート」の露出も高まっている。これまではベジタリアン向けに過ぎなかったこの商材は、健康志向、大手の参入、五輪開催で一気に花開くかもしれない。問題なのは売場、売り方。加食売場ではなく、生鮮売場で売ることだ。場合によっては精肉売場で大豆ミートを販売するようになるかもしれない。