場所選ばず挽きたてコーヒーを 開発に5年、持ち運び自在な電動グラインダー

「スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー」(HARIO)
「スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー」(HARIO)

HARIO社は、コーヒー2杯分(約24g)の豆を電動で挽けるハンディタイプのグラインダー「スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー」を開発しコーヒーの新たな楽しみ方を提案していく。

9日、本社で発表した倉永純一取締役本部長は「こんな場所でこんなに簡単にコーヒー豆を挽いてくれるという驚きと感動を体験してもらえると思う。エンターテインメントという新たな潮流をつくり、挽いたことのない人にも使ってもらいたい」と語った。

既存の電動グラインダーは家庭用を主として持ち運びには適さないタイプが多く、また持ち運びができる手挽きミルは時間と手間がかかるという難点がある。

「スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー」には、技術面やコスト面の壁に何度も直面しながら5年の歳月をかけて開発されたというリチウムイオン蓄電池を搭載し、約60秒のサイクルで約25回使用できるようになっている。

シンプルな操作性と、挽き方によって若干異なるが、50~60秒前後で豆が挽けるスピードの早さが特徴。挽き方はツマミで調整可能で、時計回りに回すと細かく、反時計回りに回すと粗く挽かれるようになっている。

倉永純一氏㊧(HARIO)と木内文昭氏(Makuake(マクアケ))
倉永純一氏㊧(HARIO)と木内文昭氏(Makuake(マクアケ))

バリスタの粕谷哲氏は、グラインダーの刃を接続して動かすトルク(原動機の回転力)が大きいことを紹介。「トルクが弱いと早く回転するが力が弱くなる。トルクが大きいことで浅煎りの固い豆でも簡単に挽ける。豆を弾かないように、あえて低速に設定されている」と説明した。

マーケにクラウドファンディング活用

販売・マーケティングに当たっては、クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」を活用。この日の発表の場でマクアケのサイトでプロジェクト支援の募集(予約販売)を開始したところ、同日夕刻には100万円に達した。

同サービスを運営するマクアケ社の木内文昭共同創業者・取締役は「企画段階から企業をお手伝いするサービスを3年ほど行っている。研究開発やユニークな製品の企画、マクアケでのテストマーケティング、支援者データによる新規事業化支援などを行っている」と述べた。

マクアケを通じた同商品の発送は9月~10月上旬を予定し、同商品の一般販売は10月中旬以降を予定している。マクアケでは一般販売価格よりも割安で支援を受け付けている。

また、マクアケのサイトには支援者からの声も届くようになっており、「マクアケで先行して商品を掲載することによって、その反響を商談に活用することもできる」(木内取締役)という。

挽き方は刃の部分にあるツマミで調整可能(スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー)
挽き方は刃の部分にあるツマミで調整可能(スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー)
新製品で実演するバリスタの粕谷哲氏
新製品で実演するバリスタの粕谷哲氏
Makuake(マクアケ)のウエブサイト
Makuake(マクアケ)のウエブサイト