「徳島の技術と文化」シンポジウム 日本海水学会が徳島大学で第70年会

日本海水学会は第70年会を徳島大学常三島キャンパスで6、7の両日開催した。2018年度末会員数は個人会員365名、維持会員41社。同学会では電気透析および膜技術研究会、海水環境構造物腐食防食研究会、環境・生物資源研究会、塩と食の研究会、分析科学研究会、海水資源・環境研究会などの各研究会活動を行っている。ポスターセッションやシンポジウム、総会、受賞講演、研究発表会などがあり、斎藤恭一会長から受賞者に表彰状が手渡された。

シンポジウム「徳島の技術と文化」では「徳島とドイツを結ぶ音楽の架け橋~100年の友愛の歴史を伝える『奇跡の楽団』~」(徳島大学教養教育院南川慶二氏)、「水空両用マルチコプタの開発」(徳島大学大学院社会産業理工学研究部三輪昌史氏)、「海藻養殖における海水の不思議:藻類成長因子の機能とその応用」(徳島文理大学薬学部山本博文氏)と題する講演が行われた。

学会賞を受賞した九州大学後藤雅宏氏は「海底資源からのレアメタルの高効率分離プロセスの開発」と題する受賞講演を行った。他の受賞者は次の通り。

上ノ山周新会長(日本海水学会)
上ノ山周新会長(日本海水学会)

▽研究賞=「海水及び食塩の無機微量成分の定量法の開発」(鈴木保任金沢工業大学バイオ・化学部教授)▽技術賞=「石油・天然ガス生産における随伴水処理に対する製塩技術の応用」(川村和幸石油天然ガス・金属鉱物資源機構担当調査役)▽奨励賞=「塩分濃度差を利用した省/創エネルギープロセスの開発」(安川政宏山口大学大学院創成科学研究科助教)。

役員改選により、新会長には上ノ山周副会長(横浜国大)が、副会長には吉川直人理事(塩事業センター)、後藤雅宏評議員(九州大)、外輪健一郎理事(京都大)が就任した。今年度は英文誌発刊を見据えた英文特集号を発刊する予定にしている。