店頭販売に強い松屋銀座 中元1.7%増目指す 

松屋銀座は6日に中元ギフトセンターを開設し、7月23日まで8階イベントスクエアで商戦を展開。前年比101.7%を目標に掲げる。ギフト市場は総じて厳しく、特に店頭での売上げは利用層の高齢化や若年層のギフト離れなどで前年割れを繰り返す百貨店が多い。一方、松屋銀座は歳暮商戦で、全体では微減だったものの店頭売上げは前年を上回った。

競合他社の多くは店頭の減少をネット販売の伸長で補う形だが、同社は東京のみのローカル展開であることや、ネット販売の競争が激化していることなどから店頭に注力。接客力の向上に努めたことなどが奏功した。

昨年は東京地区の各百貨店が送料値上げに踏み切ったり、送料無料の商品を減らしたりしたことからより厳しい商戦になったが、今夏の同社は店頭で「送料無料」の商品を大きくアピール。来店者に分かりやすい店頭づくりに努める。全国送料無料商品は860点を揃える。

売場でも「送料無料」アピールを強化(松屋銀座)
売場でも「送料無料」アピールを強化(松屋銀座)

カタログのあり方も見直した。巻頭で紹介する松屋限定品のアイテム数をあえて減らし、1品を1ページで紹介。商品の紹介や生産者の思いなどを掲載した。素材の味を生かした「紫野和久膳若摘山椒ちりめん・れんこん菓子 西湖詰合せ」などを扱っている。

前回は送料値上げにもかかわらず自家需要は伸長。今年は100.5%の目標だ。カニ缶のアイテム数が少し減った以外には、商品構成に大きな変更はないが、人気のサバ缶は自家需要のみの展開で、前年比130%を用意した。

早期特別優待は店頭・Webともに7月3日まで。持ち帰りは6月10日から(銀座店のみ)。自家需要品は会期を通じて販売するが、Webでは一部商品のみを7月15日まで扱う。