12.8 C
Tokyo
14.1 C
Osaka
2025 / 12 / 01 月曜日
ログイン
English
飲料系飲料伊藤園「お~いお茶」MLBとユニフォーム姿の大谷翔平選手起用の狙い ブランドマネジャーが語る
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

伊藤園「お~いお茶」MLBとユニフォーム姿の大谷翔平選手起用の狙い ブランドマネジャーが語る

 伊藤園は「お~いお茶」で今年1月、大谷翔平選手と昨年交わしたグローバルアンバサダー契約に加えて、MLBとロサンゼルス・ドジャースとパートナーシップ契約を締結してTVCMなどのプロモーションを展開している。

 その効果について、4月9日、取材に応じた安田哲也マーケティング本部緑茶ブランドグループブランドマネジャーは「マインドシェアが上昇しており、「お~いお茶」がお客様に着々と浸透し始めている」と語る。

 大谷選手の起用によって同社がまず期待しているのは、売上や利益以上にマインドシェアである。

 大谷選手が「お~いお茶」のグローバルアンバサダーに就任したのが昨年5月20日。その前後で全国15-79歳男女3000人を対象に、市販の緑茶飲料について思い浮かぶブランド名や商品名に関する質問を投げたところ、「お~いお茶」の回答率が3月の26.8%から9月に37.3%へと高まった。

 販売面では3月3日にユニフォーム姿の大谷選手が描かれた『新「お~いお茶」大谷翔平ボトル』を数量限定発売し、同17日には「お~いお茶 PURE GREEN」「同 LEMON GREEN」を新発売したことで「お~いお茶」ブランドの3月の販売数量は好調に推移した。

 「昨年10月の価格改定による影響や、1月と2月は例年より気温が低い日が続き、営業面では向かい風となったが、その中で『お~いお茶』は善戦した」と振り返る。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点