「サントリー天然水 きりっと果実」好調 2024年販売数量は2ケタ増の1200万ケースを突破

 「サントリー天然水 きりっと果実」が好調に推移している。

 「オレンジ&マンゴー」と「ピンクグレープフルーツ&マスカット」の2品計の2024年販売数量は前年比2ケタ増となり1200万ケースを突破した。

 牽引役は「オレンジ&マンゴー」。
 2品とも“果実の満足感”と“すっきりとした飲み心地”を追求した果汁飲料で、開発にあたっては果汁が持つ栄養・健康価値に着目した。

 健康価値のある果汁飲料としてすっきりとした飲み心地との両立を図るべく、「サントリー天然水」が長年培ってきた“水源にこだわった清冽なおいしさ”のブランド資産を活用したところ、これが支持されている。

 取材に応じた佐藤匡マーケティング本部課長は「無糖化や糖の摂取を控える避糖化が主流ではあるが、時には甘いものを飲みたい気持ちになるときがある。そのときに、素材のおいしさによる満足感がしっかり得られるほか、栄養も摂れ、天然水仕立てでヘルシーに飲めるという認識を持たれているのが、ここまで大きくなった要因だと考えている」と語る。

 休憩時といったオフタイムに加えて、仕事中などのオンタイムで多くの需要を獲得できている点も好調要因に挙げる。
 「果汁飲料や有糖炭酸は夕方やオフタイムに飲まれることが多いのに対して、『きりっと果実』は大人の方が朝とオンタイムに飲まれる傾向にある」と説明する。

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