キーコーヒーは誕生1周年となる「KEY DOORS+」ブランドのプロモーションを強化し、認知とユーザーのさらなる獲得を狙う。
11月12日、決算説明会に臨んだ柴田裕社長は「少しずつブランドが浸透してきた。TVCMも好評で、見た方に共感していただけているようだ。企業イメージやコーヒーの良さがしっかりと伝わっているため、それが売り上げにもつながる施策を今後も打っていく」と意欲をのぞかせる。
今年の秋冬は、全国規模でのコミュニケーションに取り組んでいる。
11月1日から17日は、全国で新TVCMを放映し、最需要期に向けてブランドをアピール。11月4日から10日には、東名阪の主要路線で交通広告を展開した。
「映像×リアル」のプロモーションで生活者に向けてより密接なコミュニケーションを図るべく、プロモーショントラック「KEY COFFEE TRUCK」を活用し全国各地で試飲イベントも実施している。
「KEY DOORS+」ブランドの軸となるのは、“ココロをノックする、しあわせ合図。”というコンセプトだ。
同社は、家庭用ブランドは60-70代の認知度は高いものの、若年層からの認知度は低いという点を課題としていた。そこで、既存のファンも守りながら将来のコーヒー引用者を獲得すべく、新ブランドの立ち上げに踏み切った。
若年層を中心に共感を訴求するようなブランドとして、コーヒーを淹れて味わうことで自分らしさを取り戻せる、という情緒的な価値をメッセージとして伝えている。
ブランド名には、認知度の高い「KEY」と、新しい世代にアプローチするという意味で「DOOR」という言葉を組み合わせ、変化するライフスタイルに寄り添いたいという思いで「DOORS」と複数形にした。
末尾の「+」には、コーヒーを飲むことで前向きな気持ちになってほしいという思いが込められている。