史上最年少18歳で受賞 安藤百福賞の発明発見奨励賞 お菓子でアレルゲンフリー&PBFの加納氏

食物アレルギーなどに配慮したお菓子ブランドを展開するベンチャー企業、RelieFood社の加納颯人代表取締役CEOは、「食創会 ~新しい食品の創造・開発を奨める会~」が主催する「第28回安藤百福賞」で「発明発見奨励賞」を受賞した。加納氏は現在高校3年生の18歳。安藤百福賞として過去最年少での栄誉となった。

RelieFood社は加納氏が高校1年生で起業。家族が重度の食物アレルギー疾患に罹患していた事をきっかけに、アレルギーがある人もない人も誰もが「食」を共有できる世界の実現を志した。

同氏が立ち上げたお菓子ブランド「ISSA KITCHEN TOKYO」は、人にも環境にも優しいアレルゲンフリー(28品目)とプラントベースを兼ね備える。従来のアレルギー対応食品で見られたイメージを一新し、誰もが親しみやすいデザインとおいしさも両立させた。

新しいイメージ打ち出す(RelieFood社) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
新しいイメージ打ち出す(RelieFood社)

なお今年度の安藤百福賞は30代、40代など若手の研究者や起業家が多く受賞した。食創会を主宰する安藤スポーツ・食文化振興財団(理事長=安藤宏基日清食品ホールディングス社長・CEO)は「加納氏をはじめ、若手の受賞者が多く出たことを喜ばしく思っている。また外国籍の方や女性3名も表彰。ダイバーシティな社会を目指す動きに合致できている」とコメントを寄せた。

安藤百福賞の表彰事業は1996年にスタート。後援は文部科学省、農林水産省。食科学の振興ならびに新しい食品の創造・開発に貢献する独創的な研究者、開発者およびベンチャー起業家を表彰している。

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