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アサヒビール近畿圏 エリア独自の展開強化 プロスポーツやインバウンドに力

アサヒビール近畿圏本部は、全国の販売方針と連動しながら、スポーツイベントやインバウンドなどに対応した近畿独自の取り組みを横軸展開していく。活動方針について倉地俊典・常務執行役員・近畿圏統括本部長は1月29日に会見を行い、大要次の通り説明した。

◇  ◇

23年の振り返り

日本一に輝いた阪神タイガースの祝賀会にて、平田勝男ヘッドコーチが(「アサヒ生ビール」のCMで使用している)「おつかれ生です」と発言されたのがきっかけとなり、1月末まで「マルエフ」の広告に出ていただき、話題を呼んだ。「マルエフ」は当初中瓶だけだったが、近畿は特にミナミで大瓶率が高く、大瓶を発売してもらった。通常、全国に占める近畿エリアのシェアは2割程度だが、「マルエフ」の瓶ビール売上は東京を超えた。また近畿圏で先行発売したノンアルコールビール「アサヒゼロ」は、ビール由来の本格的な飲みごたえが好評。350㎖缶で「ドライゼロ」より40円ほど単価が高いが好調に推移。6缶パック、ケースのリピート購入が増えている。4月9日から全国発売が決まった。

近畿エリアの市況

アフターコロナの回復度は近畿圏が異常に速い。サービス・支出面では、19年を100とした場合、22年の段階でかなり近づいた。またインバウンド需要の戻りも速く、関西空港の利用者数は成田の899万人に迫る828万人。大阪の人のあたたかさ、食べ物が外国人に合う、旅行拠点にしやすいことなどが人気の理由のようだ。近い将来では大阪万博や新梅田エリアの2期工事、IRなど今後も地域の発展の要素を秘めている。プロスポーツ関連でも引き続き関西が主役になりそうで、甲子園球場は8月1日に100周年を迎える。オフィシャルパートナーということもあり、大々的なイベントを予定している。

近畿圏の24年取り組み

「マルエフ」はCMと連動してしっかりと売りつつ、新梅田食堂街やジャンジャン横丁など飲み屋街での展開を強化して、消費者にマルエフの世界観の体験機会をつくる。「ジョッキ缶」は、ハレの日のタイミングで売上が上昇する傾向にあり、人と人との集まりの機会に、ワクワク感を盛り上げる。動画で拡散されて海外の関心も高いことから、インバウンドが多い場所などで「ようこそ大阪へ」などのPOPをつけ売場と連動を図る。

4月に全国発売する「ジノン」は、ビールの税制改正で新ジャンルから離れたユーザーの一部がRTDに流入して無糖、甘味料不使用商品が活況にあることから発売。ビールを飲んだあとに1本、2本と飲んでもらえるブランドに育てる。業務用市場においては、メガジョッキの提案を強化するほか、大瓶市場の大阪ではしっかり訴求して、飲食店の単価アップ、オペレーション改善につなげる。また喫茶店文化に合わせて、ミックスジュースやレモネードなど関西で人気の飲み物をカクテルとして提案する。「アサヒゼロ」は、関西発のノンアルコールビールとして、街頭サンプリングなどで引き続き認知向上に取り組む。

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