丸大食品のハムソー部門は、同社の2大ブランド「燻製屋」と「いつも新鮮」の両シリーズに販促含めて特化を図る。
「燻製屋」は「コスト増でもおいしさを追求」(山本悟司ハムソーマーケティング部長)として、ウインナー径を一回り大きくし、人気のパリッとする食感をより追求した。
また、「いつも新鮮」からは、シリーズ初のウインナーで全国流通商品では初となるJAS特級品質のうす皮タイプ「いつも新鮮特撰あらびきウインナー」を投入し、うす皮タイプの新たな市場を開拓する。7月27日にメディア向けに今秋の新商品と戦略の発表があった。
「燻製屋」はウインナー径を一回り太くする。その分長さを縮めて容量は変わらないが、使用する天然腸が大きくなるため、コストが上がる。それでも同社トップブランドとして味を追求していく。
また、「燻製屋」の中袋タイプ(324g)の包装資材を使いやすいジッパータイプに変更する。大袋タイプを以前からジッパータイプにし好評なことから、ジッパータイプを2品とした。
朝食需要向けにロースハムなどを展開する「いつも新鮮」シリーズ初のウインナーは、うす皮ならではのやわらかい食感が特徴となっている。皮は天然腸ではなくコラーゲンを材質とした。同社調べでは、ウインナーの皮の天然腸が気になるとする回答は3割ほどあり、その対応としてコラーゲンの中でもコラーゲンケーシングではなくコラーゲンを塗布する製法で、JAS特級品質の肉汁を閉じ込めたうえで、やわらかい食感と皮残りのないウインナーを実現した。この品質により、うす皮タイプでJAS特級という新たな市場を創出し、市場をリードする。
そのほか、新商品としての認知度を高めるため、発売から3か月ほどは、パッケージに「新」マークを記載し、それ以降は「特撰」を記載する。
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