ハーゲンダッツ 3年ぶりの失地回復 前期2ケタ増で着地

ハーゲンダッツ ジャパンの前期(12月決算)は10%増で着地した模様。18~19年と2期連続のマイナス、20年は前年並みの推移だったが、前期の10%増で過去最高売上となった17年の572億円を若干上回る見込みとなった。

一番の要因は基幹品の復調。「ミニカップ」のうちバニラ、ストロベリー、グリーンティーのコア3品が2%増としっかり底支えを果たし、コア3品にクッキー&クリームやチョコレートなどを加えた基幹8品に位置づける通年商品が5%増と好調だった。商品数は前年度と同じのため、1品ごとに力がついたことが大きい。また、長くなったおうち時間を楽しく過ごそうと、これまでCVS中心で販売されていた180円以上のアイスがSMでも品ぞろえされ動きがいいという流れも追い風になっていると思われる。

また、17年までの数年間の好調要因となっていた期間限定商品(バナナミルク、シチリアレモンなど)が、CVSのマーチャンダイジングの変更によって採用機会が減少したことが18~19年のマイナス成長につながっているが、期間限定商品偏重を改め基幹商品と、華もちやデコレーションズなどの「ユニークカップ」シリーズ中心の展開としたことも奏功した模様。

カテゴリーごとの着地は次の通り。ミニカップ12%増、アソートボックス(マルチタイプ)7%増、クリスピーサンド前年並み、バー37%増。

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