小学生ならではの発想続々! 即席麺レシピ競うコンクール

「インスタントラーメン小学生レシピコンクール全国大会」が11月28日、服部栄養専門学校(東京都渋谷区)で開催された。一般社団法人日本即席食品工業協会(村岡寛理事長)が主催、農林水産省、文部科学省、公益社団法人日本栄養士会が後援する催し。

同コンクールは「子どもたちが食材の特徴を調べ、栄養バランスを考えることで、食生活への関心を深め、創造力を培う」(日本即席食品工業協会)というように、身近な即席麺を使った食育の実践を目的に実施しているもので、今回で20回目。

当日は応募総数1万444作品の中から書類選考で地域代表に選ばれた10人が参集。栄養バランスにすぐれ、「手軽」「おいしい」「楽しい」インスタントラーメンのアイデアメニューを競った。

中田圭二日本即席食品工業協会食育推進委員長を審査委員長に、峯村英児農林水産省大臣官房新事業・食品産業部食品製造課課長、下浦佳之日本栄養士会専務理事、菊池晋作服部栄養専門学校中国料理教授ら審査員と特別審査員の尾木直樹法政大学名誉教授らが審査した結果、農林水産大臣賞には実家(桃農家)の桃と「近所の方からいただいた」というパクチーなどを使用した「夏に負けるな! ビタミンたっぷりグリーンカレーラーメン」(花岡こころさん/福島市立大笹生小学校5年)、文部科学大臣賞には地元秋田の比内地どり、秋田こまちの“だまっこ”をラーメンに組み合わせた「コロナに負けるな! 秋田だまっこラーメン」(伊藤瑠亜さん/秋田市立米内沢小学校5年)、日本栄養士会賞にはピーナッツバターを使った「千葉ピーナッツのピリ辛みそラーメン」(道川陽向くん/佐倉市立西志津小学校5年)らが選ばれた。