ユニバーサルデザインフード 生産数量1.3倍超に 生産額は500億円突破 20年統計

日本介護食品協議会 2020年 UDF(ユニバーサルデザインフード)生産統計

日本介護食品協議会(森佳光会長/会員90社)が1日発表した2020年のUDF(ユニバーサルデザインフード)生産統計は、生産量前年比33.2%増(7万7千766t)、生産金額18.2%増(508億7千700万円)となり、過去最高を更新した。

登録アイテム数は2千161(前年比172品目増)。19年はUDF申請登録システムの新規稼働を受けた終売品の整理で一時的に減少したが、20年は再度増加した。

販売先別の生産量と生産額は、市販用が生産量56.8%増(5万4千85t)、生産額36.5%増(269億3千300万円)、業務用は生産量0.9%減(2万3千680t)、生産額2.7%増(239億4千400万円)。市販用と業務用の比率は市販用69.5%(前回59.1%)に対し業務用30.5%(前回40.9%)。

市販用は「巣ごもり需要に見られるように、緊急事態宣言下において、在宅介護の中での買い足しや備蓄が後押しした」とする一方、業務用の減少については「コロナ禍で製品の提案会や展示会がなくなったほか、営業活動にも制限があったため、製品の新規提案の機会減少が結果に影響したとみられる」(協議会)と分析。

区分別(UDF区分1~4)の生産量・額は、「容易にかめる(区分1)」が生産量52.5%増(5万4千381t)、生産額39.5%増(223億5千100万円)、「歯ぐきでつぶせる(区分2)」同5.4%減(5千953t)、同0.2%減(46億2千200万円)、「舌でつぶせる(区分3)」が同3.9%増(8千848t)、同5.3%増(94億9千900万円)、「かまなくてよい(区分4)」が同14.2%増(4千627t)、同15%増(49億7千100万円)。「とろみ調整食品」は同2.4%増(3千956t)、同4.4%増(94億3千400万円)。

タイプ別の前年比は「乾燥タイプ」が生産量4.9%増(4千91t)、生産額6%増(99億1千200万円)、「冷凍タイプ」同5.5%減(1万5千963t)、同1.6%減(146億6千300万円)、常温タイプ同53.5%増(5万7千712t)、同40%増(263億200万円)。

「常温タイプ」は「容易にかめる(区分1)」の増加が大きく貢献。前年割れとなった「冷凍タイプ」は、ほとんどが施設や病院給食などで利用される業務用(冷凍タイプの99%以上)であるため、これら施設、病院での利用減が影響したものとみられる。