「アーモンド・ブリーズ」に常温PET “ながら”飲み提案へ 大容量パックは値下げ効果で販売倍増も

ポッカサッポロフード&ビバレッジは「アーモンド・ブリーズ」ブランド初のペットボトル(PET)入りの商品「アーモンド・ブリーズアーモンドミルククリアテイスト」(500㎖PET」)を8月31日から発売している。昨年発売した同じくブランド初の缶容器「アーモンド・ブリーズ やさしい甘さのアーモンドミルク」(185㎖缶)に続くアーモンドミルク領域拡大商品。

取材に応じた大久保正孝レモン・プランツミルク事業本部事業企画部部長は「缶やPETの領域に入って、いろいろと試してもらうことが非常に重要。自販機や店頭のドライ売場で接触頻度を高めてアーモンドミルクを知ってもらう活動に取り組んでいく」と語る。

缶商品は、昨年9月にホット・コールド兼用で発売開始され、自販機のホット需要を獲得して好調に推移。「自販機ではミルク商品が少ないこともあり、通常飲まれている嗜好飲料に対して、より健康的な嗜好飲料として飲まれたのだと考えている」。

大久保正孝部長(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)
大久保正孝部長(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)

PET商品については「家庭内だけではなく、移動中のシーンにも可能性がある。PETコーヒー競合品のようなチビダラながら飲みのニーズと健康志向の高まりに植物性ミルクの可能性があると考えている」。

PET商品の中味は「クリアテイスト」の商品名が現しているように、ワンショットで飲まれる缶商品に比べてスッキリした味わいに仕立てられている。「1本当たり1日分のビタミンE入りで、コレステロールゼロ。毎日の美容と健康をサポートする」中味となっている。

「アーモンド・ブリーズ」ブランドの前期(12月期)販売金額は、市場と同様に成長して20%強伸長した。今期は、牛乳・豆乳に続く新たな選択肢として毎日の生活に取り入れてもらうことを目的に①牛乳や豆乳に比べて価格差がある②使われ方が限定的③商品の理解不足――の3つの課題に取り組んでいる。

主力の1000㎖と200㎖の紙パック(アーモンド・ブリーズ)
主力の1000㎖と200㎖の紙パック(アーモンド・ブリーズ)

この課題解決に向けて、3月30日には主力の1000㎖紙と200㎖紙をリニューアル発売。「アーモンド・ブリーズ砂糖不使用」と「同オリジナル」のカルシウム量を強化し、一般的な牛乳と同程度のカルシウムが摂取でき、牛乳と同じような用途で楽しめるように改良した。カルシウム量は200㎖サイズで137mgだったのを239mgに増やし、「砂糖不使用」に限りクリーミーさを強化してより飲みやすくした。

パッケージもブランド全体でカテゴリー名を大きくあしらうなどして磨きをかけた。

この中で1000㎖紙は従来品に比べ48円値下げし希望小売価格を税抜き350円にして購買を促進したところ、1-8月販売実績は「砂糖不使用」1000㎖紙が2倍、「オリジナル」1000㎖紙が1.5倍強伸長した。