酢を使ったノンアルカクテル 京阪神から発信

京阪神の飲食店45店舗からなる「オルタナティブde流行づくり委員会」は9月1日から11月30日までの3か月間、食酢や飲用酢を使ったノンアルコールカクテルを参加店舗で提供している。ミツカン大阪支店が材料となる食酢・飲用酢を提供するなど協力している。

飲食店のソフトドリンクの品揃えはアルコール飲料に比べ貧弱な場合が多く、酒が飲めない人にとっては選択肢が少なかった。飲酒運転の取り締まり強化などにより飲みたくても飲めない人が増えているが、ノンアル飲料に力を入れる飲食店は少ない。また、既にあるノンアルカクテルは炭酸と果汁を合せたものが中心で、食中酒には向かないものが多かった。

こうしたなか、海外では「モクテル(疑似カクテル)」やフルーツビネガーを使用したノンアルコールカクテル「シュラブ」が人気を博すなどノンアルコールカクテルが注目されていることに着目し、酢を使用することでカクテルとしてのキック力を付け、食中酒と同じように食事と合わせて楽しめるノンアルカクテルの開発に取り組んだ。

17年に香港で開催されたコンテストで世界一に輝いたバーテンダーの森崎和也さんが、ミツカンの食酢飲料「フルーティス」を緑茶やジャスミン茶とソーダで合わせたカクテルなどを6品考案。茶の苦みと酢の酸味は相性が良く、食事とも合うワインに仕上がった。

また、ウエルネスクッキングの辻ヒロミ副校長は、「三ツ判 山吹」や「純米酢」「白ワインビネガー」カクテル5品を、大阪樟蔭女子大学の学生は3品を考案。若者らしくSNS映えがする見た目にも鮮やかな色遣いのカクテルを考案した。

参加店舗では期間中、3者が考案したカクテルから数品を提供するほか、店舗によっては独自に開発したオルタナティブアルコールを提供するケースもある。