“テレワークうつ”予防チームを発足 日清食品HD

新型コロナウイルス感染症の拡大、緊急事態宣言発出を受け、テレワークを導入する企業が急増したが、新型コロナが長期化の様相を示す中、日清食品ホールディングスは“withコロナ時代”の新たな健康経営活動として「テレワークうつ予防チーム」を発足。従業員のWell―Beingの実現への取り組みを開始した。

テレワークについては、「会社と従業員のどちらにもメリットがある」「心身への負担が軽減され業務が効率的になった」(日清食品ホールディングス調べ)とポジティブな受け止めがある一方、「仕事とプライベートの境目が曖昧」「コミュニケーションが取りづらい」(同)等々、テレワークならではのストレス要因が生まれていることも事実。

今回の取り組みでは、コロナ禍による労働環境の変化に伴い、ストレスを抱える従業員を自覚の有無にかかわらず確認した上で、必要に応じて改善施策を実施し、ストレスの改善や働きがいとワークライフバランスの向上を図るのが狙い。日清食品グループの国内従業員約1千360人が対象となる。

まずは、「疲労ストレス計MF100」(村田製作所製)を使い、自律神経機能偏差値とバランスを計測。ストレスに対する自覚や関心の強い従業員のみならず、「無自覚のストレス」を抱えた従業員を確認し、計測の結果、自律神経機能偏差値に注意が必要とされた従業員には、自律神経に関する基礎知識やセルフマネジメント法を身に付けてもらうべく、書籍の配布や同社産業保健看護職によるオンライン面談を実施することで、ストレスの改善、働きがいとワークライフバランスの向上を図る。

テレワークについては、緊急事態宣言を受け、急ぎ導入した企業が多かったが、導入から4~5か月が経過する中で、さまざまな課題が出てきている。従業員のテレワークうつやその予防に関する施策は余り例がないだけに、今回の日清食品ホールディングスの取り組みは注目を集めそうだ。