新商品乏しい秋 主力に各社傾注

先行きが見えない不安と厳しい残暑が続く一方、業界は新商品発売の時期を迎えている。ただ、商品カテゴリーによる違いはあるが、今年は例年とは異なる様相を呈している。新商品の数そのものが少ないことは明らかだ。

▼新商品の育成には認知獲得へ向けたプロモーション活動が必要だ。しかし、デジタル施策が広がっている反面、店頭やイベントでの試食を筆頭に、従来通りのプロモーション活動を展開しにくい環境が続いている。

▼家庭用商品については、家庭内食増加に伴う需要拡大が期待されている。需要拡大に期待が持てる状況は悪い状況ではない。ただ、カテゴリーによっては新商品の育成ではなく、主力商品の安定供給を優先せざるを得ない環境にあることも事実だ。

▼新商品の数は少ない反面、リニューアル品の数、主力商品をリニューアルする動きは多い。商品カテゴリーによる違いはやはりあるものの、この秋は主力商品の動向が最大の焦点にならざるを得ない。主力商品を軸としたコミュニケーション・プロモーション施策の成果が注目されることは間違いない。