海苔 昨年凶作を脱する見通し 相場はおおむね高値で推移 九州ブロック最終入札

佐賀県産ノリの今季最終入札が16日にすべて終了した。今入札は新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、各県の漁協ごとに商品を見せる見付を中止。その代わりとして14~15日に佐賀・福岡・熊本の3県合同によるノリ見本の見定め会を福岡有明海漁連共販センター(福岡県柳川市)で実施した。今回はメールやファックスなどによる入札も認められた。

今季の売上総額は過去3番目に次ぐ高さとなる前年同期比7.4%(17億700万円)増の246億5千200万円、枚数は5.2%(8千518万枚)増の17億1千873万枚。販売金額・枚数ともに17年連続日本一の見通しとなった。1枚当たりの平均単価は昨季よりも29銭高い14円34銭となった。

今季も昨年同様、暖冬の影響で水温が高く海況は不安定だったものの、生産者がこまめな管理を徹底したことで、秋芽は豊作、冷凍網は平年並みとなった。また、近年はとくに西南エリアで収量減が顕著にみられていたが、今季は地域間での生産格差がほとんどみられなかった。

同じく今季最後の福岡県産ノリの入札会が福岡有明海漁連共販センターで行われ、16日にすべて終了した。今季の販売金額は約181億円(昨季150億2千400万円)、販売枚数は過去10年で2番目に多い13億万枚(同11億1千900万枚)ほどで、いずれも昨シーズンを上回った。1枚当たりの平均単価は13円85銭と、昨シーズンより43銭高くなった。