お好みソース原料「デーツ」 発売前から話題、満を持し市場へ

オタフクソースはお好みソースの原料として知られる、デーツを3月に市販用商品として発売する。デーツは中近東の砂漠地帯などに生育するなつめやしの実。世界的にはレーズン(129万t)と同規模の製造量(122万t)がある。

同社はこれまで、通販など一部のチャネルで販売していたが、今期から新たにデーツ部を新設。佐々木直義社長は「原料調達から商品開発、プロモーションまでを一貫して行い、デーツの事業を柱の1つにしたい」と話す。

健康志向を背景にドライフルーツの市場は活性化しており、その中でデーツの注目度も徐々に高まっている。実際、今年に入ってからNHK「あさイチ」などいくつかの番組でデーツが取り上げられ、同社でも既存の商品が品薄となった。

今回発売する新商品はプレミアムタイプのマジョールデーツを使用。サウジアラビアから冷蔵輸送し国内で加工する。
そのままでも食べられるが、春夏向けの各展示会ではクリームチーズやヨーグルトなどと一緒に提案した。発売前から話題を集めており、4月にはTVCMを放送する予定だ。150gで税抜860円。

デーツ部の下平邦夫部長は「徐々に注目されているが、国内での認知度はまだ低い。まずはドライフルーツとして知ってもらい、今後デーツを使った新たな加工品や業務用向けなど、いろいろな形で世の中に広げていきたい」と話す。