帝人、プロバイオ市場に参入 C・ハンセン社と契約締結

帝人は9日、世界的プロバイオティクス・サプライヤーとして知られるクリスチャン・ハンセン社(デンマーク)とプロバイオティクス原料の国内販売代理店契約を締結した。

今回の契約は錠剤、カプセル、スティック粉末などの健康食品と育児用調製粉乳用途の原料に関する内容で、帝人はクリスチャン・ハンセン社が製造するエビデンスが豊富な自然由来のビフィズス菌「BB―12」や乳酸菌製剤「UREX」など6種のプロバイオティクス関連製品を取り扱う。

帝人では、既にプレバイオティクス素材としてスーパー大麦「バーリーマックス」や水溶性食物繊維「イヌリア」を事業展開しているが、かねてからプレバイオティクス素材と相性が良いプロバイオティクス素材を製品ラインアップに加えるべく調査を進めてきた。

一方、クリスチャン・ハンセン社では2013年から日本で一般食品以外の用途で機能性乳酸菌の供給をしてきたが、顧客サポート体制のさらなる強化と事業拡大を図ることができるパートナーを探しており、今回、両社のニーズが合致した格好になった。

帝人では「市場規模1.5兆円と言われる健康食品市場のメーカー各社に向けて素材提案を行う。また、育児用調製粉乳への採用も目指す。クリスチャン・ハンセン社が培ってきたノウハウの共有や技術支援を得ながらマーケティング活動を展開したい。プレバイオティクス、プロバイオティクスのそれぞれで素材開発や製品ラインアップの拡充を進め、機能性食品素材事業をヘルスケア事業領域における将来のコアビジネスとして育成する」と意欲を示している。