新カフェ・ド・クリエ 旗艦店磨き誕生 ポッカクリエイト

ポッカクリエイトは「カフェ・ド・クリエ」206店の中で客数、売上げともにトップの旗艦店「サンシャイン通り店」を次世代型店舗へと刷新し、12日リニューアルオープンした。これに先立ち11日、同店で発表した上野修社長は「全国のカフェ・ド・クリエを代表するフラッグシップ店舗をつくるのが方針。(他の店舗に)このような展開を案内していく」と語る。

「サンシャイン通り店」の客席は、通常のフロアに加え、ビジネス利用に特化したフロアと居心地の良さを強調したフロアの計3フロアを設けているのが特徴。全客席禁煙だが、店内2か所に空気清浄機を備えたスモークポイントを設けている。

店舗面積は約550㎡。300席あった客席は100席程度に減らし、全体的にも居心地の良さを追求した。

USB給電とコンセントを店内に多数配置
USB給電とコンセントを店内に多数配置

ビジネス利用対応としては、USB給電ポイントとコンセントを多くのか所に設け、テーブルは打ち合わせでくっつけやすいように動かしやすくなっている。フリーWi-Fiも用意している。

居心地の良さを強調したフロアには、ディスプレイとプロジェクションマッピング技術を活用し、パリの街並みを“動く絵画”で表現。動く動画は日中と夜間で変更される。

IoTを活用し、顧客満足(CS)とともに従業員満足(ES)も向上させる。

USB給電とコンセントを店内に多数配置
USB給電とコンセントを店内に多数配置

その一例に、ビーコンを搭載した番号札が挙げられる。一般的に番号札は、メニュー提供待ちの来店客に渡されるもので、スタッフはその番号札を探して配膳に向かう。

これにビーコンを搭載することで、スタッフはあらかじめタブレット端末で向かうべき客席を把握できるようになり、とりわけ広い店内では有効となる。

「これまで広い店内では番号札が探しにくくスタッフのストレスになっていた。端末で目安が立てられればオペレーション効率の向上やESにもつながる。100席を超える店舗に導入を広げていきたい」という。

タブレット端末で席を表示
タブレット端末で席を表示

店舗数は年内に210店舗強へと拡大し、各店舗の状況や周辺環境を考慮しながら同店の次世代店舗機能を導入していく。

「すべての機能は難しいと思うので、いくつかの機能を部分的に提供していく」考えだ。

カフェ・ド・クリエ全体では1~6月、客数・客単価とも拡大。この要因については「『ソルベージュ ミントチョコ』をはじめとする季節のドリンクが売れているのと、フードではサンドイッチから高単価のパスタにシフトしたことが貢献した」と説明する。

夏の特別ドリンクメニューとしては、8月に「ソルベージュ エクストラミントチョコ」の2倍量のミントパウダーを加えて、ミントホイップも約2倍量トッピングした「ソルベージュ超エクストラミントチョコ~2019」(8月7日発売開始)と氷の代わりに凍らせた生レモンで冷やされた「超レモネードスパークリング」(8月21日発売開始)を期間限定で発売する。

凍らせた生レモンで冷やされた「超レモネードスパークリング」
凍らせた生レモンで冷やされた「超レモネードスパークリング」

同店では、平日17時からと週末・祝日にアルコールと簡単なおつまみが提供可能となっている。営業時間は7時~22時30分。

今後の方向性については「もともとの方針であるQ(クオリティ)・S(サービス)・C(クリンネス)+A(アメニティ)を継続していくが、その提供方法や商品、店舗のスタイルは進化させていく」。

キーコーヒー、イタリアントマトと3月25日付で業務用提携契約を締結したことについては「商品供給面や店舗開発案件などさまざまな点で議論しているところ。秋口くらいには何かしらの形でお見せできるものが出てくるかもしれない」との考えを示す。

消費増税対策も検討中。「内税にするか外税にするか決めかねている。他社の状況も見ながら慎重に判断する。テイクアウトも強化していく。カフェである以上、コーヒーももっと強化していきたいと考えている」。

「カフェ・ド・クリエ サンシャイン通り店」内観
「カフェ・ド・クリエ サンシャイン通り店」内観

なお206店舗のうち直営店とFC店の割合はほぼ半々となっている。