インバウンド向けのお好み焼提案 ワンハンド型やハラール対応も オタフクソース

オタフクソースは5日、大阪市のマイドームおおさかで「お好み焼提案会」を開催した。大阪での開催は15回目。「お好み焼の価値∞(無限大)」をテーマに掲げた今回は約1千人が来場した。このうち8割がお好み焼店の関係者。

今回、特に目を引いたのがインバウンドを意識した提案だ。「どのようなメニューを提供すれば良いのかという声が多い」(大阪支店・川岸浩司支店長)ことを受け、豚肉の代わりに油揚げを使ったベジタリアン向け、同じく鶏ミンチを使ったハラール対応のメニューなどを紹介した。合わせて、観光客がテイクアウトしやすいスティックお好み焼やとんぺい串といった、ワンハンドメニューも用意。軽減税率の対象としても需要の増加が予想される。

大阪会場の独自企画としてスポットを当てたのが、関西のだし。昨今注目を集めるあごだし、海老だしを使ったお好み焼を提供した。また、生地に染みにくいよう工夫したあごだしの醤油ソース、グループのユニオンソースとオタフクソース両社のウスターをブレンドした串カツソースなど、大阪支店が開発中のソースも試食。来場者の意見を取り入れ、今後の商品化を見据える。

佐々木直義社長の話

佐々木直義社長(オタフクソース)
佐々木直義社長(オタフクソース)

今回は「世界にはばたけ、OKONOMIYAKI」をサブテーマに、インバウンドがどれだけ重要かを踏まえ提案している。われわれには世界へお好み焼を広げるというミッションがあり、宗教上の理由からお好み焼が食べられないという状況は避けたい。そのため、最初からハラールのソースを作る目的でマレーシアに進出した。日本にも輸入し、それが今のインバウンド需要に対応できている。

今上期の売上高は前年比104.4%。昨年10月のお好み焼の日から今年の2月頃まで、家庭で食べるためのプロモーションを継続し家庭用が伸びた。業務用も落ちることなく順調に推移。また、天候が良く、葉物野菜が高騰しなかったこともプラス要因となった。大阪支店は103.5%で家庭用・業務用とも伸長している。