セブン‐イレブン 容器への印刷や着色を控える方針 リサイクルの促進やCO2排出削減が目的

 セブン‐イレブン・ジャパンは、容器への印刷や着色を控える方針を固め、5月下旬から全国のセブン‐イレブンで、弁当・麺類・総菜などで使用する約60アイテムの容器を対象に石油由来のインクや着色を削減した容器へと順次変更していく。

 リサイクルの促進やCO2排出削減が目的。 

 3月29日、商品政策等に関する記者説明会で発表した青山誠一取締役常務執行役員商品戦略本部長商品本部長は、「印刷された容器というのが非常にリサイクルしづらいと聞いており、印刷をしない、あるいは着色をしない容器にセブンイレブンとしては切り替えていく」と語る。

 販売への影響については、全国展開に先立ち昨年12月に北海道全店で着色工程を削減した容器に切り替えたところ「販売動向に影響がないことを確認した」。

 容器製造工程などで排出されるCO2も削減する。全国の店舗で換算すると削減できるCO2排出量は年間約800トンを見込む。

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