ひと足早く新茶初摘み 初開催「CHA感謝祭」に取引先100人招く

福寿園は13日、毎年恒例の新茶の初摘みを京都府木津川市の福寿園CHA遊学パーク内の温室栽培茶園(ビニルハウス)で行い、報道機関に公開した。当日摘み取った新茶は「春一番新茶」(15g、税込2千160円)として、京阪神地区の福寿園店舗で順次販売。また、初めて「春のCHA感謝祭」を得意先向けに開催し、百貨店やスーパーなどから100人が参加した。

初摘み行事は「一足早く新茶をお届けする」を主目的に、発育状況や加温促成栽培などの研究、緑茶生産技術向上なども兼ねて毎年開催している。一般的茶園の露地栽培と比較すると、約1か月半早い茶摘みとなる。当日は従業員が伝統的な衣装(紺かすりの着物、茜だすき、姉さんかぶりなど)で茶摘み風景を再現して臨み、生葉約40㎏を午前中に収穫し、製茶後の約6㎏分が数量限定で14日から順次販売されている。

感謝祭では、温室茶園での茶摘み体験のほか、23年摘みの茶葉を用いた煎茶席、石臼を回しての抹茶づくり体験、お茶の官能審査体験、お茶の種類当てゲーム(茶歌舞伎)など9種の体験席を用意し、体験チケットは5枚つづり1千650円で販売し、多くの来場者が普段では経験できない体験を楽しんでいた。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)