東北・東海・瀬戸内・九州4エリアの嗜好に合わせたインスタントコーヒー 「ちょっと贅沢な珈琲店」スティックブラックから登場

 味の素AGFは、東北・東海・瀬戸内(中国・四国)・九州4エリアの嗜好や特性に合わせたインスタントコーヒー4品を「ちょっと贅沢な珈琲店」スティックブラックシリーズから3月1日に新発売する。

 「ちょっと贅沢な珈琲店」レギュラーコーヒーで展開しているエリア商品の好評と、インスタントコーヒーをそのまま個包装したスティックブラック市場の拡大を受けた動きとみられる。

 同市場について、竹内秀樹社長は「家庭用コーヒー市場の中で今最も伸び率が高く、スーパー・量販店様などで売場が確実に広がっているのが見て取れる」と語る。

 スティックブラック市場は2022年4-12月、金額ベースで前年同期比二桁増と推定される。
そうした中、「ちょっと贅沢珈琲店」が最もシェアを拡大し同市場を牽引していると推定される。

 スティックブラックが支持される理由について、武岡正樹常務執行役員は「バルク(袋タイプ)のインスタントコーヒーと比べて、一杯ずつ個包装されているため香りが逃げずいつでもフレッシュな味わいが楽しめる。リモートワークの合間や短い休憩時間に、お湯を注ぐだけできるのも特徴で、若年層がかなり流入してきている」と説明する。

スティック1本ずつに各地域に合わせたメッセージがあしらわれているのも特徴。 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
スティック1本ずつに各地域に合わせたメッセージがあしらわれているのも特徴。

 エリア商品の開発はこれまで、AGF独自の嗜好分析調査データを元に地域ごとの嗜好や特性に合わせて行われている。

 スティックブラックシリーズでは、東北エリア中心に「東北コクゆたかブレンド」、東海エリア中心に「東海ブレンド」、中国・四国エリア中心に「瀬戸内まろやかブレンド」、九州エリア中心に「九州まろやかブレンド」が開発・発売される。

 ココロの健康とウエルネスの実現に貢献すべく、4品ともスティック1本ずつに各地域に合わせたメッセージがあしらわれているのも特徴。

 江村治彦コンシューマービジネス部部長は「エリアごとの嗜好に合わせた商品は大変ご好評をいただいている。今回、インスタントコーヒーにも導入して、これからますますこのような取り組みを進めていきたい」と意欲をのぞかせる。