新生「ニッスイ」 浜田社長が従業員にメッセージ 「お客様により良い食を」

ニッスイは、12日1日付で日本水産から社名変更したことに伴い、浜田晋吾社長が従業員に向け、「社名変更はわれわれにとって歴史的な出来事だが、『お客様により良い食をお届けしたい』という志はこれからも変わらない」など次のようなメッセージを出した。

浜田社長のメッセージ

「本日(12月1日)、長年にわたり歴史を刻んできた『日本水産株式会社』は、『株式会社ニッスイ』へ社名変更いたしました。本日より『ニッスイ』として、新たな歴史に一歩を踏み出すことになります」。

「『日本水産株式会社』という社名に愛着や名残惜しさを感じている方がたくさんいらっしゃることと思いますが、社名変更はこれまでの歴史をないがしろにするものではありません。これからは『水産』という文字にこだわることなく、これまで長年の間、海に関わる事業で鍛え、育んできた資源アクセス、研究開発、生産技術、品質保証、ロジスティクス、グローバルリンクスなど皆さんに取り組んでいただいているすべての業務で形成されたバリューチェーンという他社にはない強みを存分に生かし、これからも世界中のグループ会社とともに、新しい“食”を提供していくという私たちの決意を示すものです」。

「私たちは『長期ビジョン』として2030年のニッスイグループのありたい姿を『人にも地球にもやさしい食を世界にお届けするリーディングカンパニー』と定め、すでに歩み出しています。美味しさはもちろん、健康、環境、人権への配慮など、グローバル化そして多様化する様々なニーズにお応えするために、“食”の新しい可能性を追求し続け『ココロと体を豊かにする新しい食』や『社会課題を解決する新しい食』を創り出すリーディングカンパニーを目指していきます」。

「社名変更は、私たちにとって歴史的な出来事ですが、『お客様により良い食をお届けしたい』という志は、これからも何ら変わることはありません。皆さんひとりひとりが、かつて未知なる大海原へと漕ぎ出していった創業のスピリットに思いを馳せ、今まで以上に失敗を恐れずに様々なことにチャレンジしてほしいと願っています」。

「海で培ってきたモノづくりの心と道を切り拓く力で、新社名のもと、ニッスイグループで働くすべての人が誇りをもって働ける『リーディングカンパニー』を一緒に創っていきましょう」。