キーコーヒーから社長直轄の「コーヒーの未来部」を商品名にしたレギュラーコーヒーが登場 その想いとは?

 キーコーヒーはレギュラーコーヒーの新シリーズ「コーヒーの未来部」を立ち上げ、第一弾としてアラビカコーヒーの原種として代表的なティピカとブルボンに着目した2品を3日から同社ECサイトで予約受付を行っている。12日からは全国のキーコーヒー直営ショップ50店舗でも販売される。

 シリーズ名・商品名の「コーヒーの未来部」は、今年4月に社長直轄部門として創設されたコーヒーの未来部と同名。

 気候変動でコーヒーの持続的な生産が危ぶまれる中、コーヒーの未来部では持続可能なコーヒー生産の実現を目指し、気候変動に適応する品種を発掘する活動や産学官連携での取り組みなど多岐にわたる活動を実施している。

 今回、「“コーヒーの品種の多様性を守る”活動も重要であると考えており、生活者に“コーヒーの品種”について知っていただきたい」(キーコーヒー)との想いから、コーヒーの未来部をそのままシリーズ名・商品名にした。

 第一弾で発売されるのは「コーヒーの未来部 メキシコ ティピカ」(100g豆・税込み1080円)と「コーヒーの未来部 グァテマラ ブルボン」(同)。

 2品とも「アラビカコーヒーは近隣の畑など他のコーヒーの花粉と受粉することが知られており、100%純粋な品種であることを証明することはできないが、その品種特有の味わいを有するロットを選定し商品化している」(キーコーヒー)。
パッケージもサステナブルにこだわり、無地の包材のパッケージにカードを付ける仕様になっている。

 カードには品種の説明に加えて、キーコーヒーのロゴマークにちなんだ鍵穴が設け「未来を見通せるようにとの願いを込めた」。
 パッケージとカードをつなぐバンドは、靴下を製造する工程で生まれる「はぎれわっか」をタビオからの提供を受けて使用している。