フードロス削減へ紙パック豆腐の賞味期間延長 さとの雪食品

さとの雪食品はこのほど、常温で長期間保存可能な紙パック豆腐「ずっとおいしい豆腐」と「かためのおいしい豆腐」の賞味期間を延長。従来よりもさらに利便性を向上することで、活用シーンもさらに広げる。

同社は1973年の創立以来、大豆、にがり、水の素材に徹底的にこだわり、安全・安心な豆腐を全国へ届けてきた。消費者に「豆腐ってこんなにおいしいんだ」という発見をしてほしいという想いから、昨年5月に、「ずっとおいしい豆腐」(300g)を発売。国内の量販店で豆腐が常温流通するのは初めてだった。

今年3月には同じく常温で長期保存可能、かつしっかり堅めで崩れにくく、煮る・焼く・炒めるなど料理に使いやすい紙パック豆腐「かためのおいしい豆腐」(300g)を発売した。

発売時は安全性を最大限考慮し、賞味期間を120日間に設定した。さらなるフードロス削減の観点から、商品発売後も賞味期間延長の検証を継続。品質面や官能面において問題ないことを確認し、これら2商品の賞味期間を120日間から157日間に延長することを決定した。防災食やローリングストック、アウトドアでの調理など、さまざまな場面で豆腐を活用できる。

「ずっとおいしい豆腐」は発売から15か月間で、約153万パックを販売。「かためのおいしい豆腐」は発売から5か月で約10・6万パックを販売している。

同社は今後も豆腐を中心とする大豆食で、食文化の未来を切り拓いていく。